kanonのレビュー



ストーリー

ある、雪の舞い落ちる冬の日…。

俺は駅前のベンチで、いとこの少女、
水瀬名雪と7年ぶりに再会した。


今いる場所。
そこは、昨日まで暮らしていた俺が
生まれ育った街ではなかった。
急な引っ越しの決まった俺を、快く迎えてくれた
名雪とその母親の住む街。


そして、俺にとっては、
子供の頃の微かな記憶の中にある、
思い出の街…。

詳細データ

発売日: 通常版:2002年2月28日/ベスト版:2004年12月22日

定  価: 通常版:7140円/ベスト版:3129円

原  画: 樋上いたる

脚  本: 久弥直樹、麻枝准

音  楽: 折戸伸治、OdiakeS


音 楽

OPテーマソング: Last regrets(作詞・作曲:Key(麻枝准) 編曲:I've 歌:彩菜)

エンディング曲 : 風の辿り着く場所(作詞:Key(麻枝准) 作曲:折戸伸治 編曲:I've 歌:彩菜)

概 要

Keyの記念すべき第1作にして大ヒット、kanon旋風を巻き起こした。
PCゲームkanon全年齢対象版をPS2に移植した作品。
先にドリームキャストにて発売されたものと内容は同じである。

システム

これと言った特徴はなく、選択肢を選んで進めるだけのアドベンチャーゲーム、スタンダードなシステムである。

ゲームシステムとして・・・
主人公の名称変更可能、主人公以外はフルボイス、既読スキップ、CG鑑賞(クリア後可能)、CG達成率表示、BGM再生
バックログ表示可(選択肢の選び直しが出来る)、モバイルフォトプリンター対応。

レビュー

ひとまず有名なものからと言う事で、これは私がプレイした2作目のギャルゲーです。
前評判では萌える、泣ける、感動すると三拍子揃った作品と聞き及んでおりました。
やってみたところ、確かに、前評判どおり素晴らしい作品でした。

ですが、これだけは言っておきたいと思います。・・・あなたは奇跡というものを信じることが出来ますか?

この“奇跡”の捉え方によって個人個人の面白みが変わってくると思います。
最初クリアした時、月宮あゆから攻略したせいか、残念ながら私には意味不明で友人に物語の解説をお願いしました。
でも、まぁ、それから他のキャラクターをクリアするにつれて物語の真相・内容も埋まっていくので大丈夫でした。

内容について、特筆すべきは樋上いたる氏の癖のある特徴的なグラフィック(賛否両論を呼んだ通称いたる絵ですな)に加え、
折戸伸治氏の手がける美しく幻想的な雰囲気のBGMには魅かれるものがあり、文句の言い様がありません。
ちなみに、余談ですが、樋上いたる氏のいたる絵は私は良いと思います♪BGMでは「少女の檻」と「朝影」がオススメです。

シナリオの方も卓越したストーリー、個性的なキャラクター、ほのぼのした家庭的な雰囲気、それに上記で述べた絵と音楽
もはやギャルゲーの域を出ていると言っても過言ではありません。
この作品ならこういった類のゲームに抵抗がある方にも平気でオススメできます。百聞は一見に如かずです。

しかしながら、シナリオに矛盾があったり、解釈をプレイヤーに委ねるようになってたり何ともいえない部分も・・・

尚、この作品にはいろいろと謎な部分設定が多く残されていて、現在に至ってもいろいろと論争になっています。

kanonの舞台は一体どこなのか?
秋子さんの年齢は何歳か?また、職業は何か?
秋子さん自家製のジャムの原料は何なのか?
美坂香里は何の部活に所属しているのか?
美坂栞のポケットの容量は?
などなど・・・。


S〜Eまでの5段階評価にすれば

シナリオ S
音楽 S
CG水準・枚数 A
キャラクター A
システム B
総合評価 A









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戻りますっ♪